ASP.NET FrameworkのWebアプリをVisualStudioだけでデプロイする

はじめに

Microsoft Imagineを使っている学生にとって、Azure Web Appsは、ASP.NETのWebアプリケーションのデプロイ先として最適です。無料でASP.NETのWebアプリが公開でき、HTTPSも使えるので、ちょっとしたアプリを公開するときにAzure Web Appsはかなりおすすめです。

今回、VisualStudioだけで、リソースグループの作成、デプロイまでできたので、その手順を書いておきます。

使用した環境

公式のドキュメントはこちらです。

docs.microsoft.com

プロジェクト作成

ファイル→新規作成→プロジェクトの順にクリックします。左側のツリー状のメニューから、インストール済み→Visual C#→Webの順に選択し、「ASP.NET Web アプリケーション(.NET Framework)」を選択します。ソリューション名や保存場所はお好みで…

さいごに「OK」をクリックするとプロジェクトのテンプレートが作成されます。作成されたら、特に変更せずにF5キーを押してください。自動でブラウザが開かれ、以下のようなWebアプリの画面が表示されるはずです。

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リソースグループの作成

先ほど作成したWebアプリのテンプレートをAzureにデプロイしていきます。

ソリューションエクスプローラーでプロジェクト名を右クリックし、「発行」を選択します。

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以下のようなウィンドウが表示されるので、「新規作成」を選択し、「発行」をクリックします。

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その後、VisualStudioにサインインしていれば、以下のようなウィンドウが表示されます。サインインしていない場合は、サインインするように言われるので、Microsoftアカウントでサインインします。

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この画面でリソースグループを作成します。サブスクリプションの項目が「Microsoft Imagine」になっているか確認してください。Microsoft Imagineであれば、すべて無料で発行ができます。アプリ名は利用可能であれば好きな名前にすることができます。

最後に「作成」をクリックしてアプリをデプロイします。

発行

アプリのデプロイが完了すると、Visual Studioに以下のように表示されます。

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その後自動でブラウザが開かれ、<アプリ名>.azurewebsites.netのアドレスが開かれます。このアドレスで、ローカルのものと同じ内容が表示されるはずです。

デフォルトでは、HTTPで開かれますが、HTTPSでもアクセスできます。

まとめ

5分もかからずにASP.NETのアプリをデプロイできたかと思います。Webアプリのデプロイ先としては、よくHerokuが使われますが、ASP.NETに関しては、Azureにデプロイしたほうが親和性は高いと思っています。

以上、ASP.NETのアプリをAzure Web Appsにデプロイする方法でした。