豊橋技術科学大学を退職(卒業)しました

はじめに

この度、無事に大学を卒業したので、退職エントリのような卒業エントリを書こうと思います。
高専のときの退職(卒業)エントリはこちらです。
sublimer.hatenablog.com

3年生

ご存知の方はご存知の通り、学部3年に編入学しました。
初めての一人暮らしでしたが、なんとか無事に生きていくことができました。
学業関係については、過去に記事を書いているのでそちらを見ていただければだいたい分かると思います。
sublimer.hatenablog.com
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豊橋技術科学大学の印象ですが、良くも悪くも高専っぽさがあるなぁと思いました。
立地に関して色々言われるようですが、私は通いやすさよりも生活しやすさで住む場所を決めたので、通学が大変という点を除けば、立地に関して思うことは特にないです。
サークル活動はほとんどやりませんでした。ネットワークやサーバーをいじるのが好きなのですが、自宅の環境が整ってしまったので家で色々するほうが都合が良かったからです。
9月にはインターンシップに行ってきました。
語彙力が非常に貧弱なのでうまく伝えきれないですが、めちゃくちゃ良かったです。
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12月にはハッカソンに参加しました。
toyolab.connpass.com
特に何か賞をもらえたわけでは無いですが、久しぶりにチームで開発をやって楽しかったです。
こんな感じでなんとか3年生を終えましたが、世の中がすごいことになってしまいました。
もともと積極的に外出する人ではなかったので、外出自粛が呼びかけられたことに特に不満は無かったです。
3年生の1年間も、大学と家の往復くらいしかしていませんでしたし、遠出もダムに紅葉を見に行ったり、横須賀に観艦式に行ったくらいでした。
…なんかあまり大学生っぽくないですね…
困ったことといえば、マスクが手に入りづらくなったことくらいです。

4年生

世の中がなんだかすごいことになったまま、新年度が始まりました。
研究室配属は、無事に希望の研究室になりました。
研究室の先輩方との顔合わせはオンラインでした。
もしこれが対面で出来ていれば、もっと早く研究室に馴染めたのかなぁとは思いましたが、こればかりは仕方ないですね。
4年の講義は、組込システムと分散システムの2つだけ取りました。
卒業に必要な単位は3年の段階で全て取っていたので、興味がある講義だけ選んで取りました。
3年では興味があまりなくても取らなければいけない講義がいくつかあって大変でしたが、4年では純粋に学問を楽しめたような気がします。
組込システムの講義は、人工衛星や探査機の設計についてのお話だったので、めちゃくちゃ面白かったです。はやぶさやひのでといった探査機・人工衛星の裏側を知ることができて、とても良かったです。
分散システムは、分散システムの同期や通信、名前付けといった基本的な部分について学びました。「Kubernetesで言う〇〇みたいなもんか」と思いながら勉強できたので、面白かったです。
講義はどちらも基本的にオンラインでしたが、組込システムの方は数回だけ対面で実施されました。(全部オンラインでも良さそうには思いましたが…)オンライン講義、めちゃくちゃ良いです。対面講義の1.5倍くらい理解できたと感じました。
試験はどちらもレポートの提出で行われました。組込システムの方は、FPGAを使ったドライブレコーダーというテーマで書いて100点(評価S)でした。分散システムの方はKubernetesについて書いて、評価Sでした。どっちもS評価だったので、4年前期のGPAは4でした。
4年では例年、実務訓練というインターンシップのようなものが実施されるのですが、今年は学内で就職に向けた勉強みたいなことをしました。正直なところ、これはあまり面白くなかったです。
研究の方は、例年実施している研究室内の取り組みが中止になるなど、紆余曲折があったようですが、個人的には不満に感じるようなことはありませんでした。
対外発表の機会もあり、指導も非常に丁寧にしていただいたと思っています。
数えるくらいですが、研究室に集まって雑談することがありました。雑談はとても楽しかったです。私が初めて研究室に行ったのは9月になってからでしたが、もっと早くこういう機会があれば良かったなぁと思います。対面で直接会って、雑談して、ようやく研究室に馴染めたなぁと感じました。

成果

2年間の成果は、無遅刻・無欠席でしょうか…
私はめちゃくちゃ勉強ができる人間ではないので、成績上位ではなかったです。(上1/3くらいでしょうか)
ただ、「1回でもサボるとその後は崩壊する」と思っていたので、取ると決めた講義はちゃんと出るようにしていました。
なんだかんだで、高専・大学を通して、1個も単位を落とすことなく学生生活を終えることができました。履修取り消しをすることも無かったので、それなりに真面目な学生生活ができたと思います。とはいえ、「これまで一回も単位を落としていない」というのがある意味プレッシャーに感じるようになってしまいました。院進しなかった理由もこれですね。研究は楽しいですが、単位に追われるのが結構辛いと感じるようになってしまいました。

今後について

某社に就職します。どこに行くのか、分かる人は分かると思います。
先日引っ越しをしましたが、部屋の広さが1.5倍くらいになって家賃が2.5倍くらいになりました。
もし祝ってくれる方がいらっしゃいましたら、なにか送っていただけるとめちゃくちゃ喜びます。
www.amazon.jp

おわりに

私は修士課程に進まないことにしていたので、研究では「他の人よりも進捗を生まないと」と思っていましたが、現実はそんなに甘くはなかったです。自分の能力を過信しすぎるのは良くないですね。もしかしたら、社会人学生としてアカデミックの場に帰ってくることがあるかもしれません。余裕があればJAISTとか行ってみたいですね。
大学生活はそれなりに得るものがありましたが、やはり不完全燃焼感が残るものでした。もっと研究室の人達でいろいろやってみたかったですし、学生という立場を生かして複数人で何かに取り組んでみたりすれば良かったなぁと思います。某ウイルスが憎いですね。
兎にも角にも、多くの皆様のご協力で、無事に学業に一区切りつけることができました。今後は社会人として、世のため人のため国のため道のために頑張っていこうと思います。
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