はじめに
私は現在,サーバーの監視にPrometheusを使っていますが,見たいデータはGrafanaで全部表示するようにしています.
これまではアラートのデータはSlackに流していたのですが,これもGrafanaで表示するようにしてみました.
環境
- Ubuntu 18.04 LTS
- Grafana Version 6.6.2
- Prometheus 2.16.0
- Alertmanager 0.20.0
- Grafana datasource for Prometheus Alertmanager 0.0.8
使うもの
Grafana datasource for Prometheus Alertmanagerを使って,AlertmanagerをGrafanaのData Sourceにします.
grafana.com
インストールは以下のコマンドでOKです.
$ sudo grafana-cli plugins install camptocamp-prometheus-alertmanager-datasource
$ sudo systemctl restart grafana-server.service
Data Sourceでは,URLの入力欄にhttp://localhost:9093
と入れればOKです.
GrafanaとAlertmanagerが別のサーバーで動いている場合は,AlertmanagerのURLを設定してください.
ダッシュボードの設定
可視化方法をTableにして,Data SourceをPrometheus AlertManagerにし,クエリの入力欄に以下のように入力してください.
alertname=~"HighCPUUsage|HighMemoryUsage|HighFilesystemUsage|InstanceDown"
Formatはtableを設定してください.
これで,alertnameが「HighCPUUsage,HighMemoryUsage,HighFilesystemUsage,InstanceDown」のいずれかのアラートが表示されます.
Statで可視化する場合は,Formatをsingleに設定してください.
可視化の設定をいい感じにしたり,他にもpanelを追加すると,以下のように表示されます.
おわりに
alertnameの条件を複数指定する方法で少しつまずきましたが,導入自体は結構簡単にできると思います.
個人的には,Alert ListのパネルにData Sourceを設定できたら良かったなーと思いました.