はじめに
Mastodon v4.3.0からfediverse:creator
というOGPのタグがサポートされるようになりました。
これにより、記事のURLが載った投稿がなされると、その著者としてあらかじめ設定されたMastodonアカウントが表示されるようになります。
さっそく本ブログにも設定してみたので、設定方法などを残しておこうと思います。
前提
OGPタグによる著者の設定は、Mastodon以外のFediverseサーバーにあるアカウントでも利用できます。
The handle can be any fediverse account, not just Mastodon. That includes Flipboard, Threads, WordPress (with the ActivityPub plugin installed), PeerTube, Pixelfed, and many others.
本記事に記載している内容はMastodonで動作確認をしたものなので、「Mastodonアカウント」で表記を統一しています。
metaタグの追加
はてなブログでは、任意のmetaタグを追加できます。
設定画面の「詳細設定」のセクションに「<head>要素にメタデータを追加」という項目があるので、そこに以下の文字列を設定します。
<meta name="fediverse:creator" content="@<username>@<server domain>" />
私の場合は、以下のように設定しました。
<meta name="fediverse:creator" content="@sublimer@mstdn.sublimer.me" />
Mastodonサーバーでの検証設定の追加
HTMLのmetaタグはWebページに任意のものが設定できるため、このままでは第三者が自分のMastodonアカウントのmetaタグを勝手に設定して成りすましがなされるリスクがあります。
Mastodonでは、仮に第三者が勝手に設定を追加しても、検証がなされていないMastodonアカウントは著者としての表示がなされないような仕組みになっています。
Mastodonでの検証は、「プロフィール」の設定画面の「検証」のセクションにある「著者の帰属」にWebページのドメインを追加することで設定できます。
metaタグの追加を行い、検証の設定も行なったサイトのURLをMastodonで投稿すると、以下のように表示されます。
metaタグを追加しても著者の表示がなされずに困っていたのですが、検証の設定が必要であることを教えていただいたので、無事に著者のアカウントが表示されるようになりました。
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