普段の技術系の情報収集のやり方

はじめに

技術のトレンドや世の中の動向を追うためにいろいろな方法で情報収集をしているので、そのやり方を紹介しようと思います。
情報発信について書かれた記事と比較して情報収集について書かれた記事は少ないような気がするので、どうやって情報収集をすればよいか困っている人の助けになると嬉しいです。

RSS

RSSはWeb上の記事の更新情報を収集・通知できる仕組みです。
私は、RSSFeedlyというサービスを使って購読しています。
Feedlyのページを開いて読むのも良いですが、有志の方が開発しているChrome拡張機能を使うと未読の記事数が分かっておすすめです。
chrome.google.com

購読しているRSSは、個人や企業が書いている技術ブログの他、StackOverflowの特定のタグのRSSや、はてなブックマークのテクノロジーカテゴリーの人気エントリー等です。
特に、企業が書いている技術ブログは品質がある程度担保されていて信頼できるのでおすすめです。
また、はてなブックマークのテクノロジーカテゴリーの人気エントリーは、少なからず人の手による選別が行われているので、実は意外と質が良かったりします。

RSSは一日300〜400件くらい流れてくるので、前述のChrome拡張機能を使って、時間があるときにタイトルだけ見てシュッと取捨選択しています。
また、読んで「良いな」と思った記事は、自作のWebクリッピングツール「fluid」に登録して、後から検索できるようにしています。
fluidに登録された記事は、会社のSlackにRSSとして再配信したり、TwitterのBotでも共有しています。もし良かったらフォローしてみてください。
自分で運用しているマストドンサーバーに移行することにしました。もし良かったらフォローしてみてください。マストドンのアカウントを持っていない!という方は、アカウント作成もお気軽にどうぞ!!

mstdn.sublimer.me


fluidについては、過去にこんな記事も書いています。
sublimer.hatenablog.com

GitHub

興味があるリポジトリや実際に利用しているOSSリポジトリをフォローして、GitHubの通知機能で更新情報を追っています。
興味があるリポジトリについては、すべての更新情報を取得できるようにしており、気になったIssueやPull Requestに目を通すようにしています。
実際に利用しているOSSリポジトリはリリース情報だけ取得するようにしていて、バージョンが上がったときに気づけるようにしています。
他にも、有名な方のGitHubアカウントをフォローして、その人がStarを付けたリポジトリの情報を拾ったり、Trending repositories、Explore repositoriesに表示されたリポジトリを見てみたりしています。
あとは、なかなか修正されないバグのIssueをSubscribeして、修正パッチやワークアラウンドの更新情報を追いかけたりもしています。

Twitter

TwitterのWebクライアントであるTweetDeckに以下の検索クエリのカラムを追加して、有益なTweetを拾うようにしています。

github.com OR qiita.com OR hatenablog.com OR b.hatena.ne.jp OR note.com OR medium.com OR dev.to OR zenn.dev OR connpass.com OR htn.to OR slideshare.net OR speakerdeck.com OR stackoverflow.com OR github.io OR hateblo.jp OR hatenablog.jp OR amazon.co.jp OR techblog OR blog OR tech-blog filter:follows include:nativeretweets

検索クエリの意味は、以下のような感じです。

  • フォローしているアカウントのツイート、または、フォローしているアカウントがリツイートしたツイート
  • かつ、以下の文字列のいずれかが含まれている
    • github.com
    • qiita.com
    • hatenablog.com
    • b.hatena.ne.jp
    • note.com
    • medium.com
    • dev.to
    • zenn.dev
    • connpass.com
    • htn.to
    • slideshare.net
    • speakerdeck.com
    • stackoverflow.com
    • github.io
    • hateblo.jp
    • hatenablog.jp
    • amazon.co.jp
    • techblog
    • blog
    • tech-blog

これで、技術系の話題のほか、面白そうな勉強会の情報や技術書の情報なども比較的精度良く拾うことができます。
また、基本的には人の手による選別が行われたあとの情報を拾えるので、信頼性もそこそこあります。

他にも、技術系の情報をよく投稿しているアカウントをリストに入れておいて、後からリストのツイートを眺めたりもしています。
セキュリティー関係のアカウントについては、ツイート通知を有効にして、サイバー攻撃脆弱性の情報をできるだけ早くキャッチできるようにしています。

最近は、TwitterのFor youの精度が実は意外と良いのでは?となっているので、こちらも時々目を通すようにしています。
24365でTwitterの監視はできないので、後からでも有用そうなツイートを追いかけられるので結構便利です。

社内Slack

弊社は会社の規模が大きいため、それに比例してSlackのワークスペースもかなり大規模です。
そして、様々な分野のチャンネルがあり、その道の専門家や技術顧問の方がいろいろな投稿をされているので、チャンネルに入っているだけで有益な情報がたくさん入ってきます。
内容は公開できないですが、精度、スピードともかなり良い感じです。

ポッドキャスト

技術系のポッドキャストをいくつか登録して、散歩をしつつ時々聞いています。
しっかり情報収集をするというよりも、トレンドをふんわり把握するために聞いています。
ポッドキャストの話は、また別の記事で紹介できたらと思います。

おわりに

情報収集のやり方をいくつか紹介しましたが、RSSから得る情報が圧倒的に多いです。
ただ、件数が多いので一通り既読にするのに結構時間がかかります。
幸い、今のところはなんとか消費しきれているので、できるだけ続けていきたいと思います。