SkyWay Beta用の認証JWT(SkyWay Auth Token)を生成するサーバーをGoogle Apps Scriptで動かす

はじめに

2月21日に、新しいSkyWayのβ版であるSkyWay Betaがリリースされました。
SkyWay Betaでは、JWT形式のトークン、SkyWay Auth Tokenを使用して、細かい権限管理ができるようになっています。
一方で、ドキュメントには

SkyWay Auth Tokenを利用するためには、これを払い出すアプリケーションサーバーを構築する必要があります。
(中略)
なお、サーバを構築せずにフロントエンドでSkyWay Auth Tokenを生成した場合、シークレットキーをエンドユーザーが取得できるため、誰でも任意の Channel や Room に入ることができる等のセキュリティ上の問題が発生します。

とあるように、SkyWay Auth Tokenを生成するサーバーを建てて、アプリケーションをセキュアにする必要があります。
beta.skyway.ntt.com

今回は、Google Apps Script(以下GAS)を使用して、手軽にSkyWay Auth Tokenを生成するサーバーを建てる方法を紹介します。

※以下の記事でも説明したように筆者はSkyWayの中の人ですが、本記事で紹介する方法はあくまでも一個人として試してみた記録です。
sublimer.hatenablog.com

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今年買って良かった物2021

はじめに

毎年書いている「今年買って良かった物」の2021年分です。
今年は就職したので生活が色々と変わったのですが、去年ほど物を買うことはなかったように思います。
とはいえ、生活環境をより良くするためにいろいろ買ってみたので、買ったものと使ってみた感想を簡単に書いていこうと思います。
これまでの「買って良かった物」はこちらです。
sublimer.hatenablog.com
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C# ( .NET Core)で作る自作TURNサーバー 〜開発のTipsとプロトコルの説明を添えて〜 #nttcom_ac2021

はじめに

この記事は、 NTT Communications Advent Calendar 2021 12日目の記事です。

皆様こんにちは。NTTコミュニケーションズ イノベーションセンターの@sublimerです。今年の4月にNTTコミュニケーションズに入社し、SkyWayの開発・運用の業務を行っています。
本記事では、C# ( .NET Core)でTURNサーバーの自作に挑戦している話を書いていこうと思います。まだ完成はしていないのですが、TURNサーバーのプロトコルの仕組みやサーバー開発の作業の進め方などを紹介します。

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WireGuardで拠点間VPNを設定してみた

はじめに

WireGuardを使って、自宅とOracle Cloudの間で拠点間VPNを構築してみました。
Oracle Cloud上のVMから自宅サーバーのDBにアクセスする際などにセキュアな通信ができ、非常に便利です。
構築した際の手順やハマったポイントなどを記事に残しておこうと思います。

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Grafana、Grafana Loki、PromtailでNginxのアクセスログを可視化する最強のダッシュボードを作る

はじめに

NginxのアクセスログをPromtailとGrafana Lokiで集約してGrafanaで可視化してみました。
とてもかっこいい最強のダッシュボードができたので、手順などを記録しておこうと思います。
f:id:sublimer:20210914205539p:plain

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IX2105でIPoEとPPPoEを同時に使用する

はじめに

以前記事にしたように、IIJのFiberAccess/NFではIPoEとPPPoEを両方使うことができます。
家庭用ルーターではどちらか片方しか使えないことが多いのですが、IX2105のような業務用ルーターでは同時に使うことができます。
先日(と言っても結構時間が空いてしまいましたが)その設定をしたので、内容を記録しておこうと思います。
sublimer.hatenablog.com

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PromQLのrate()とirate()の違い

はじめに

Prometheusから取得したトラフィックのデータをGrafanaで可視化する際に、rate()では瞬間的なトラフィックの値をうまく計算できなかったので、その解決策などを調べた記録です。

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