自宅を支えるインフラ

はじめに

昨今の状況により、3月初め頃からずっと家にいます。買い物以外にはほとんど外出していません。
折角の機会なので、インフラ周りをいろいろアップグレードしてみました。

サーバー

いまや、1人1台サーバーを持つ時代なので、当然私も自宅でサーバーを動かしています。
sublimer.hatenablog.com
先日、Windows Server 2019 Datacenterにアップデートしたのですが、アップデート以降、CPUのiowaitの値が高くなり、動かしているサービスのレスポンスが悪くなってしまいました。
原因を調べて解決するのも良いですが、折角の機会なのでSSD化しました。
購入したSSDWESTERN DIGITALのBlueで、容量は1TBです。(NTT-XってKyash使えないんですね…)
nttxstore.jp
EaseUS Todo BackupでHDDのクローンを作成し、サクッと移行しました。再インストールでも良かったんですが、ドライバーを入れ直したりするのが面倒だったのでクローンしました。
換装後、なんやかんやで起動しなくなってしまいましたが、こちらのブログ記事に助けられました。
www.mountain.jp
古いHDDはNFSサーバーのVM専用にしました。
他に、ノートPCで使っていた1TBのHDDがあったので、これもサーバーに繋げました。2.5インチディスクのマウンターは、オウルテックのやつを使いました。安くていいです。
これで、サーバーのストレージはSSD1TB、HDD1TB x2の計3TBになりました。

加えて、サブ機のサーバーとして、ROCK64を引っ張り出してきました。用途はDNSのslaveとPrometheusのsnmp_exporterを動かすためです。あと、M5StickCからシリアル通信で受け取った室温情報をInfluxDB Cloudに格納するプログラムを動かしています。何に使うかは決めていませんが、500GBのHDDが繋がっています。

ルーター

NECのIX2105(中古)をヤフオクで買いました。2500円くらいで落札できました。これまではNECAterm WG1200HP3を使っていたのですが、家庭用ルーターなのでかゆいところに手が届きませんでした(ポート転送とかDHCPとか)。業務用ルーターといえばYAMAHACiscoと考えていましたが、IX2105がギガビット対応で中古であればかなり安く手に入るということが分かったので、これに決めました。
今の所、スペック的に不満に感じるところはないです。基本的な設定はWeb UIからできますし、細かい設定も1300円くらいのシリアルケーブルを買えばコマンドラインから設定できるので、かなりいい感じです。
www.amazon.co.jp
ちょっと躓いた点としては、初期状態でWeb UIが無効になっていたので、コマンドラインから有効化しました。
SNMPでPrometheusで監視できるのも良いです。(こちらのブログ記事がとても参考になりました)
blog.kamijin-fanta.info
Atermの方は、無線APとして使ってます。
ちなみに、IX2015のファームウェアは公開されていませんが、申請書をNECにメールで送ると、ダウンロードページのログイン情報がもらえるので、それで最新のファームウェアを手に入れられます。中古のものでも個人利用でも大丈夫でした。(2020年3月時点)

UPS

これまではサーバーとコンセントを直接つないでいましたが、停電時のデータ喪失が怖いので、UPSを付けました。買ったのはオムロンのBW55Tです。
nttxstore.jp
メインのサーバーとROCK64を繋いでいますが、最大出力の35%くらいで収まっています。だいたい15分くらいは電力供給し続けられるので、安全にシャットダウンするには十分かと思います。UPSSNMPで監視できるようなので、監視の設定もしようかなと思います。
オムロンUPS管理ソフトはちょっと使いづらいですが、なんとかがんばります。

終わりに

自宅の環境を着実にアップグレードできているので幸せです。
春休みのうちにVMの整理もしたので、そのうち動かしているVMについても書きたいです。